よく見られる課題
多くの中小企業では、マーケティング専門の部署は無く、営業担当者がマーケティングの役割も担っているのが一般的です。しかし営業の業務もまた忙しく、既存顧客の対応に追われている中で、将来を見据えた戦略的なマーケティング活動も実行するのは至難の業と言えます。以下のようなマーケティングの課題があることは分かっていても、実際に手を付けられていない企業が多いのではないでしょうか。
- 久しく取引が無くて疎遠になっている顧客がいる
- 展示会などで獲得した名刺リストがあるのにほったらかしになっている
- Webサイト等から問合せに対応しても取引につながらない
このような課題を抱える企業に対して、自社のプラットフォームを活用してマーケティングの支援をするサービスが増えています。しかし、多くのサービスはマーケティングのプラットフォームを提供するだけで、メール配信や見込客抽出などのマーケティング活動は自分たちで行って下さいというスタンスのため、単純に導入するだけで上述の課題が解決する訳ではありません。
当組合の考え方
そもそも人材不足の課題を抱える中小企業にとって、「マーケティング専門の部署またはプロジェクトチームを設けて、有望な見込客の抽出から営業活動への展開までを自社の人材だけで行う」ことは難しいと当組合では考えています。
しかし、外部に委託して全てを任せてしまうと、社内にノウハウを蓄積することが出来ず、いつまでも外注費用を支払い続ける必要があり、契約を打ち切るとマーケティングを実施していない元の状態に戻ってしまいます。このような状況を回避して、なおかつ営業担当者の業務負荷を抑えながらマーケティングの課題を解決するためには、中小企業のマーケティングに適したITツールを使い、中小企業の営業活動の現場に詳しい専門家を活用しながら、社内の仕組みとして構築することが有効です。
自社のWebサイトと、顧客リストや展示会等で獲得した名刺リストなどがあれば、マーケティングオートメーション(MA)を活用することで、営業担当者の業務負荷を高めることなく、有望な見込客を抽出できます。マーケティングオートメーションは、利用料金が高額で一般消費者向けのビジネス(B to C)で使うツールのように思われがちですが、企業間の取引(B to B)ビジネスで利用可能で安価なツールもあるので、このようなITツールを上手に活用すれば、中小企業が自社の人材で戦略的なマーケティング活動を行うことを実現できます。
基本的な進め方
ご依頼を頂いたら、現状把握から戦略立案までを貴社のご意向を伺いながら慎重に進めます。マーケティング活動の成否は、戦略が大きな鍵を握っているため、既存顧客の分析や見込客の精査はとても重要です。
その後の事前準備から営業活動への展開では、マーケティングオートメーション等のITツールの操作方法及び活用方法、メールマガジン作成時のコツ、Webサイトへのアクセス解析の方法などを、訪問またはWeb会議でサポートします。
最終的には、営業活動への展開を通して新規取引の獲得を目指し、成功体験を積み重ねることで、当組合のサポートが無くてもマーケティング活動を実行出来る体制の構築を目指します。
現状把握 | 既存顧客の分析(定期的に取引がある顧客と疎遠になっている顧客の分別)、取引実績の無い見込客リストの精査 |
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戦略立案 | ターゲットとする見込客リストの作成、見込客と接触する手段の検討、活用するITツール(マーケティングオートメーション等)の選定 |
事前準備 | ITツール(マーケティングオートメーション等)の設定、Webサイトへの反映 |
マーケティング実行 | ターゲットへのメールマガジン配信、メールへの反応の分析、Webサイトへのアクセスの分析、有望見込客の抽出 |
営業活動への展開 | 有望見込客への連絡、有望見込客への営業訪問、マーケティングへのフィードバック |
定着化 | マーケティング活動、有望見込客への営業活動を自社で行える体制への移行 |
特定のフェーズのみ、あるいは途中からの支援も可能です。
現状把握、戦略立案 | 10万円~(税別) |
事前準備、マーケティング実行、営業活動への展開、定着化 | 15万円~(税別) |
上記は基本パターンの場合の目安料金です。事前にご予算を伺ってご予算の範囲内でメニューを作成することも可能ですので、まずはお問合せください。
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