よく見られる課題
変化の激しい経営環境の中、経営者に求められる判断のスピードは一層早くなっています。もっと実績を早期に実績把握し、さらに経営に影響を与える要素を網羅的に把握しながら経営判断を行いたい、そのようにお考えの経営者の方も多いのではないでしょうか。経営管理に課題を抱える企業には、以下のような状況がよく見られます。
- きめ細かい利益管理を行いたいが、日常業務に忙殺されてなかなか進まない
- 利益は増加しているのに、現預金があまり増えず理由も良く分からない
- 経営数値の収集に手間がかかり、経営に活かせるような分析ができていない
このような状況は、多くの場合、経営管理プロセス全体の設計以前に、業務ごとの個別管理に留まっているために起こることが考えられます。経営管理をより高度化するためには、まず経営全体を包括的な視点で捉え、全体視点から個別業務の優先度を決めて段階的に対応していくことが重要です。
当組合の考え方
経営環境の変化が急激になっている昨今、従来にも増してスピーディーで的確かつ実効性のある経営管理が求められています。経営管理には売上管理、原価管理、採算管理、キャッシュ管理、投資管理、リスク管理など多様な視点でバランスの取れたマネジメントが重要です。もちろん、それらを全て実践できれば理想的ですが、経営資源が限られる企業では、全てを同時並行的に始めることは容易ではありません。
そのため当組合では、経営管理高度化の支援として、①全体視点からの経営管理強化ポイントの絞り込みと、②強化ポイントの優先管理、この2点を重点に進めます。具体的には、①で経営ビジョン実現に向けて企業全体で目指すべきゴール(KGI :Key Goal Indicator、目標経営数値 [例]年間売上高や利益額、新規獲得顧客数など)とゴール達成に重要な指標(KPI :Key Performance Indicator、重要業績評価指標 [例]売上平均単価や返品率など)の設定を行い、②では、経営の現状や施策の進捗度合いを正確に捉えた経営数値の収集や分析の仕組みづくり、計画の進捗状況を客観的・効率的に可視化するPlan-Do-Check-Actionのマネジメントサイクルの構築と運用を行います。
基本的な進め方
貴社の経営課題の絞り込みを十分に行うため、KGI・KPIといった指標の因果関係や定義をより明確化するため、打合せを重ねながら進めます。最初にヒアリングを行いながら目標と課題を設定し、次に管理するべき指標の定義を行います。そして、それらを実現する経営管理プロセスを構築に進みます。
さらに新たな経営管理プロセス構築後には、貴社担当者にもそのプロセスの狙いや運用法を理解頂くために担当者向け研修の実施やアドバイスや質疑対応などのため運用サポートをお受けすることも可能です。運用サポートでは、数値収集や経営分析活用手法、KPI管理などの経験豊富な専門家によるサポートを提供します。
第1~2回 | 課題設定(目指すべき「経営管理」の明確化、現状の経営管理プロセスの課題整理) |
---|---|
第3~4回 | 目標指標の設定(目標経営数値(KGI)と重要業績評価指標(KPI)の設定) |
第5~6回 | 経営管理プロセスの構築①(経営数値の収集・分析の仕組みづくり) |
第7~8回 | 経営管理プロセスの構築②(進捗状況を効率的に可視化する仕組みづくり) |
第9回~ | 運用サポート |
経営管理プロセス構築 | 50万円~(税別) |
運用サポート | 5万円/月~(税別) |
上記は最小構成時の目安料金で、対象とするデータの量や種類、必要とする処理などによって変動します。事前に経営課題、目指すべき成果、活用可能な経営資源(経理システム、販売管理システムなど)をお聞きしてお見積りしますので、まずはお問合せください。
お問合せ |